作る人を思い起こすことが出来れば食べ物は、よりいっそう愛おしくなる。
ミラノ食の万博 おいしい地球の英知
地球に食料を 生命にエネルギーを ミラノ食の万博
伝統の石垣を復活せよ!
イタリアのキューロ村の石垣
葡萄畑 ネッビオーロ
2015年7月20日放送 8:15 - 9:30 NHK総合
体感!世界初のミラノ“食万博”〜地球を守るおいしい英知〜
(ミラノ 食の万博 “おししい地球”の英知 第1部)
細川茂樹はイタリアのワイン館を訪問。
ワイン館にはイタリア各地から1300種類のワインが集められ、生産地別に並べられていた。1枚10ユールのカードを購入すれば3杯まで試飲する事ができる。
細川茂樹は「シュールワイン」の生みの親であるミラノ工科大学のジャコ・モヨーリと対面した。
シュールワインの故郷はキューロ村は人口2500人の山間の小さな村である。
シュールワインに使われるぶどうは最高級のネッビオーロで、育てるのに難しい品種。
ブドウ畑には暖房装置などの様々な役割がある石垣がある。
村では石垣造りが伝統だったが、近くに工場ができると村人たちは石垣造りから遠のいていった。
しかしジャコモ・モヨーリは伝統を守ろうと、地元の建築専門学校の生徒たちらと共に石垣造りを復活させ、村人たちも石垣造りに戻ってくるようになった。
シュールワインのボトルには小さな村を蘇られた石垣が描かれていた。
ジャコモ・モヨーリは
「飲んで美味しいのはもちろん、考えても美味しいワインを作らないといけない」
などと語った。
ミラノ工科大学デザイン科 ジャコモ・モヨーリ
(石垣つくりは)大変だけどすごくやりがいのある仕事だと思うよ。
ずっとこの村に残りたいと思っていいたので地元に働き口ができるのはすばらしいよ。
(Tシャツには)「僕らがこの村の風土を守っています」と書いてあるんだ。
(この言葉を)誇りに思っています。
「考えてもおいしいワイン」
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創意と工夫の集大成が目の前に現れても、歴史の重みを感じない人にとっては、ただのエサにすぎない。
より安く、早く、大量に、長期保存できる方向性に進化した食生活。
作り手の個性ある創意工夫を楽しむ食事をする人々。
価格という基準の他に、二酸化炭素排出量という価値基準が現れた。
サイト 【図解】食品の二酸化炭素排出量 より
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